アロハのOBA帝国 チョロ散歩 【新公トーク】(花)水美舞斗・優波慧・矢吹世奈・帆純まひろ Part.2

【新公トーク】(花)水美舞斗・優波慧・矢吹世奈・帆純まひろ Part.2



新源氏

出演者

(頭中将)水美舞斗、(惟光)優波慧、(夕霧)矢吹世奈、(柏木/六条御息所)帆純まひろ

Part.1から引き続き…

光源氏・柚香光とのお芝居について

(水美):私は今回結構柚香と真鳳と3人で舞台上に…7場でも1回舞台上3人という何とも面白い状況で。それから次に葵さんが死んでしまうところも、なぜかスポットの中に同期3人。

(帆純):私須磨のお2人のところがたまらなく好きで。お互いがなんかすごく素敵ですごくキラキラしてて。本公演も好きなんですけど。新人公演ならではのお互い分かり合ってるお芝居がすごく素敵で。

(水美):思いすぎてただの友人になってしまってもまた違くて。あの須磨の場面が終わったらもう内大臣で位が互いに上がってるし。なんか政治的にもライバル感というのも見せながら、友情というか固い絆というか…『四面楚歌となりましても』、すごいなと思って。瀬戸さんの台詞を聞いてた時もすごい台詞だなと思ったけど、いざ自分が言うとなった時すごい覚悟がいるというか、そのぐらいずっと思って芝居をしとかなきゃいけないので。東京に向けての課題というか、仲の良さ、互いに思いやってるのはとっても出るというか、見せようと思わなくても出るけど、じゃないところを同期だからこそ出せるもう1つ深いところを狙っていきたいなって思うんですけど。

他の出演者について

(矢吹):(春妃うららちゃんについて)2人でもほんとに何度も何度もお稽古して。日本物初めてだし、形に囚われて…囚われてるわりに形ができていないって感じなんですけど。それでなんか小ちゃく…お稽古するたんびに気持ちが動かなくなってきたりとかした時は、着物とか着てたんですけどすごいオーバーにやろうって言って、身振り手振りアメリカンな感じでやったりとか、色々したんですけど。

(優波):同期ならではの幼なじみ感がすごくあって、すごいホッコリしちゃって。可愛いなと思って見てました。

(水美):あとは公達たちだ。お話合いとても…ワークショップというか台詞に囚われずにとにかく思いついたことを話してみる。私の役やってくれてる聖乃君とかには、「自分が言いたくなるまで言わなくていいよ」って言ったら、まさかのずっと言ってくれなくて。いつになったら言ってくれるんだ?ってみんな、『今だ!今だ!』みたいなするんだけどなかなか言わなくてとかいうワークショップをしてみたり。結構みんなとは話し合いというかキャラ立ちしてないと4コ1に見えてしまっても面白くないので、そのへんを。結構個性豊かな良い男役たちがあの4人集まってて、でもなんかやろうとすればやろうとするほど、アメリカンというか。テイストが。反応とかも小さいっていうか早くて動きが。でもそうするとこの平安時代の『新源氏物語』とはちょっと違うなっていうのをやってみたり。色んなことをしてたんですけど…

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東京の新人公演への意気込み

(帆純):初めての経験をいっぱいさせて頂いたので、とりあえず必死にただ自分のできることをがむしゃらにっていうことで、精一杯になってしまっていた部分もあったので、東京では本役さんの六条御息所では手先が本当に美しくて。そういうところをちゃんとしっかりと1つずつ積み重ねていって。柏木はもう少しお兄さんになれるように。どちらの役とも、その時代の作品に生きた1人の女性と男性として魅力的な人物を演じられるように頑張りたいと思います。

(矢吹):本役の鳳月さんから動きがすごく現代風になってしまいがちなので、衣装とか、大劇場でやるっていうこととか、舞台上に夕霧が出てる時は意外と人が出ていなくて。2人とか3人とかだったりするので、もっと大きな空間を使えるようになるといいねという風に言って頂いて。自分もそれはすごく感じたので、その空間を大きく使うことと、衣装にももう少し練習して慣れてっていうのと、あとは柚香さん演じる源氏さんの息子っていうところを、宝塚ではあんまり夕霧 対 柏木 対 雲井の雁ってなっていたので、自分のお父さんの源氏さん・柚香さんが演じられるのを見て少しでもそのエキスを取り入れられたらもうちょっと夕霧として…また新人公演バージョンというか役が楽しめるんじゃないかと思うので、それを東京では頑張ります。

(優波):私は今回、芹香さんの役は6度目をさせて頂きましたので、もうお稽古場を見てくださった時から、ここのお芝居はまだちょっと自分で迷ってるんじゃないかとか、そこはちょっと緊張していたねとか、ここ不安でしょとか全て言い当てられてしまいまして、ただそれに対するアドバイスも、あなたの場合だったらこれをした方が良いんじゃないかっていうことも、具体的に全てアドバイスをして頂いたので、緊張をするのはお稽古が足りないからという言葉を言って頂きましたので、とにかく緊張して何かができなかったというのはもう卒業するべく、自分で納得するまでお稽古をしてその自分でしてきたお稽古を信じて、しっかり地に足をつけて東京は臨みたいなと思います。

(水美):私は瀬戸さんの役は研1の『虞美人』をさせて頂いて以来で、その時も着物というか大きな(お衣装)で。あの時よりも更にすごくなられた瀬戸さんの背中をまた今回追いかけさせて頂いて、すごい頭中将としてもですし、舞台人としてもとっても男役として学ばせて頂くことが本当に多くって、お稽古場では先生におしゃって頂いたことをいつも瀬戸さんにご相談させて頂いたりもさせて頂いてたんですけど、やはり着物の扱い方というか、踊るのも手先だけではなくて、大きく使うというか着物の柄を見せるというか、やっぱり手で踊ってしまうと見えないので、そうではなくて、いかに袖が綺麗に見えるかっていうのも舞台上で大きく見える1つの方法だよというのをおっしゃって頂いて。これはやっぱりあの大きな着物を着ないと練習はできないんですけど、感じてお稽古するだけで全然違うと思うので、そのへんを東京に向けてもう1つ頭中将としてもですし、あとは研7という集大成でもある新人公演ですので、恐れずに新人公演ならではの若さも忘れずに、みんなからのエネルギーも感じながら、楽しんで恐れずにぶち当たっていきたいと思います。


…ゆーなみ君、キキちゃんのお役6度目ってちょっとすごいですね!びっくり。それは心強いでしょうね~!!!

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