アロハのOBA帝国 チョロ散歩 【宝塚大劇場・稽古場レポ】(宙)『Shakespeare』

【宝塚大劇場・稽古場レポ】(宙)『Shakespeare』



シェイクスピア

ゲスト

風馬翔

星風まどか

役どころについて

(風馬):ジェームズという役はシェイクスピア一座っていうのがあるんですけども、そこの中の一番最年長の劇団員でして、なんと今回専科で特別出演されている沙央くらまさんのお父さんということで…本当に驚きだったんですけど。まさかこの学年で専科さんのお父さんをやるなんて…

(瀬音):かけるしかできなかったんだろうね。

(風馬):最年長ということで、ちょっと個性豊かなキャラクターがいる中で、ちょっとお父さん的存在というか、お稽古場から肉布団も入れてちょっとやってみたりとか。私は経営と演者のどっちもやっているという特殊なパターンらしくて。劇団の責任者でもあり演者でもあるみたいな、そういうちょっとしっかりしたところが出ればなあと思って。

(松風):今回色々『ロミオとジュリエット』のお話に基づいて、朝夏さん演じられるウィリアム・シェイクスピアがロミオで…色々お話がかかってきてるんですよ。

(風馬):劇中劇が何個も出てくるんですけど、その中の1つが回想シーンとしても、劇中劇っぽく演じているので、その中で私もう1つトマス・ルーシーという悪役を…

かける君にひどい事されるまっぷぅ先輩(パパたち)

(松風):ほんとにヒドイんですよね。私朝夏さんのお父さんなんですけども、色々ちょっとかける演じるトマス・ルーシーさんに賄賂渡したりとかして、裏切られるっていう…

(風馬):ジェントルマンになるために使用許可を出し続けていた紋章を、私がグシャグシャにして投げつけるっていう…

(松風):ほんとにひどい言葉を浴びせるんですけど、ほんとに。

(瀬音):まっぷぅさんいつも泣きそうになってますもんね。

(風馬):そうなんですよ。こんな上から見下ろしてて、1回先生がストップ!ってなると、『あ、紋章もらいます♡』とかって。

(松風):でもその時ありさも結構ひどいことをね。

(瀬音):ただの落書きじゃないか!って。紋章に向かってね。すいません。市民が暴言を吐くんですよ、まっぷぅさんに。

ありさちゃん=五月祭の女

(風馬):五月祭もいいです。可愛い、色とりどりの。

(瀬音):五月祭の女です。出場しております。

(松風):リボンを使ったナンバーがあるんですけど。

(瀬音):あれ1日振付でかかって。盆が回って…

(風馬):盆の中心にリボンがあって、それをみんなで編んでいくんですよね。

(瀬音):みんな回るので、男役さんが動く歩道みたいに停滞してる感じなんですよね。娘役だけがどんどん動いていくっていう。どうなるんでしょう。ほんとに盆が回ったら多分正面が分からなくなるからって、今お稽古場の体でやってるので…

(風馬):お稽古場で見るとすごい綺麗で、2階席とかで見たいと思いました。

(松風):その場面で朝夏さんとみりおんがね。こう恋がどんどん発展していて、その後バルコニーの場面とかあるんですけど、あそこもね…

(風馬):『ロミオとジュリエット』をちょっと彷彿とさせる…曲も素敵ですよね。

まどかちゃん=ダーク・レディー

(松風):そこから色々お話があって。ゆりか演じるジョージがどんどんシェイクスピアを欲と欲求の方に導いて行くんですけど、その時に登場するのが…まどかちゃんで。

(星風):ダーク・レディーです。本当に台詞が一切なくて。歌と踊りだけで欲の世界に誘っていくっていうのが、すごく難しくって。

(瀬音):こんな可愛いのにね、ダークなんだね。

(風馬):どんな気持ちなの?

(星風):もう初めてなので、そういった役が。プロローグでも煙草を持って…

(松風):すごい大人っぽい感じ…

(星風):15歳なんですけど…

(全員):15歳なの!?!?

(星風):ませて…

(瀬音):でも色気あるし、いいよ〜

(星風):研究して頑張ります。

(瀬音):こんな可愛い子がダーク・レディーをします。

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劇中劇のナンバーがすごい

(松風):今回色々な劇中劇のナンバーというのもあるんですけど、『ジュリアス・シーザー』とか『マクベス』とか『真夏の夜の夢』とか色々あるんですけど、それが1曲にお芝居を挟みつつ1曲にあるナンバーは…今日振付なんですけども、あそこもすごいことになりそうですね。桜木先生の振付で。

(風馬):すごいですよね。舞台上で行われていることと、客席と、舞台裏のことも一気に盆周りで表現してるので、あれは大ナンバーですよね。

(松風):あれは多分すごいと思います。

(瀬音):まどかは市民もやってるね?

(星風):はい。市民も皆さんただの市民ひとくくりではなくて、商人とか色々いらっしゃるので。

(風馬):プロローグ好き!

(瀬音):一気にロンドンの時代感が。

(風馬):難しいプロローグだよね。暗いんだけどみんなが暗いわけじゃなくって。どう?

(星風):ロンドン市民として、ロンドンの生活が辛いんですけど、それが私たちの楽しみであったり生き甲斐であることを、あのプロローグだけで前面に。幕開きなので伝えられるように、上級生の方にも沢山自主稽古して頂いて見て頂いて。個性を出していきたいなと思ってます。

(松風):結構下級生も沢山出てて。

(瀬音):今回下級生までみんな出番があってね、いいよね。見てて楽しい。みんな一生懸命食いついてお稽古してるから。

色んなグループが!

(風馬):結構グループあるんですよね。シェイクスピア一座のグループ、今回専科からご出演されてらっしゃる美穂圭子さんのエリザベス一世さんの王室、市民のグループとか。その差が見えたらより面白いですよね。王室グループの方とは全く絡まないですね…

(松風):全く関わりがなくて。

(瀬音):そうかそうか〜私は女官も出てるので、美穂圭子さんのエリザベス女王の女官として。

(松風):その場面もすごいよね。

(瀬音):そうですね。ほんとにドレスもエリマキトカゲみたいな…あの時代の。圭子さんの頭もすごいコケティッシュな個性的な…

(松風):すごいよね。ほんとに映画に出てくるような。

(瀬音):女官もそれに合わせて髪の毛もすごい個性的にしようかって今話してる最中で。まだ1場面しかついてないんですけども、まだ振付の途中ですね。

(松風):これからどんどん作品を掘り下げていくっていう感じなので、もっと掘り下げてね。今回はお正月公演ということで。初めてですね。みんな初めてなんですよね!やっぱり1/1から公演できるのはほんとに嬉しくて幸せですね。

作品に対する意気込みを!

(風馬):シェイクスピアの作品って聞くと、ちょっと題材が重いのかなとか難しいのかなって思うかもしれないんですけど、すごいハートフルで家族愛もあって、朝夏さんとみりおんの恋愛もあって、すごい心温まる作品だと思うので、1/1からお客様を幸せにできるような公演をお届けしたいと思いますので、一生懸命お稽古頑張りたいと思います。

(星風):初めてのお正月公演なので、すごい身の引き締まる思いなのですが、お客様にとりましてもより良い1年となりますように。そして役として生きれるように、この公演に精一杯取り組んでまいりたいと思います。

(一同):かわい〜い

(一同):シェイクスピ〜ア〜♩


…劇中劇かあ、1回の観劇で全貌を把握できる自信がなくなってきました…でもハートフルというかける君の言葉を信じよう。そしてまどかちゃんのダーク・レディー見たい見たい!!!いやあ、ほんとに顔ちっさいなあ…

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