アロハのOBA帝国 チョロ散歩 【サヨナラインタビュー】(星)毬愛まゆ

【サヨナラインタビュー】(星)毬愛まゆ



宝塚大劇場公演 千秋楽について

千秋楽の当日は、作品も明るいということもあるんですけど、すごい皆さんが盛りたててくださって。私千秋楽の次の日がお誕生日だったんです。だからみんなが入りでワーってやった後にお誕生日もしてくれて、1日がハッピーすぎて。でも初舞台踏んだ劇場にももうこれで最後なので、挨拶の時にはちょっとしんみりしたんですけど、でもみんなの愛がありすぎて、幸せな1日でした。

『ガイズ&ドールズ』について

ガイズ

皆さんが毎日すごい楽しそうなんです。その空気感もすごい楽しかったし、今回私ずっとやりたいっておとめに書き続けていた温かい母親の役って書いてたんですけど、それをさせて頂いていて、しかも可愛い男の子と女の子の2人の子供もずっと周りでチョロチョロしててくれて、すごい盛り上げてくれるので最後にその役ができて良かったなってすごい思います。

『ロミオとジュリエット』について

ロミジュリ

初めてお芝居で自分を表現することの楽しさとか感情を爆発させることの楽しさを知ったのも、この作品だし、男役さんと組んで踊ったのもほとんど初めてだったし、もちろんリフトも初めてだし、ほんとに初めてづくしで色んな人に色んなことを教えて頂いていて、千秋楽の日とかは舞台の空気感が今まで味わったことがないくらいピリピリしたものがあって、あの千秋楽の空気感は一生忘れられないというか、今考えても鳥肌が立つ感じなので、あそこが原点なのかな?ってすごく思いました。

[adsense]

『REON!!Ⅱ』について

REON2

『REON!!』の1をやった時に、初めて見てすごい楽しそうと思って、出たい!って思ってたら『REON!!Ⅱ』の作品が発表になって、まさか自分が入ると思ってなかったので、香盤を見た時はすごい嬉しかったんですけども、私はダンスに苦手意識もあったし、お稽古場から必死で。でも舞台に上がったら、あんまり宝塚にない地毛とかメイクとかも全然違ったので、もうすごいみんなが楽しんでるのが分かって。バーレスクの場面とかすごい好きなんでけど、出させて頂いて歌も歌わせて頂いて、自分がソロを歌う時に、周りがちょっと暗くなってパン!って自分にライトが当たって自分の声が舞台から客席に広がる時の感覚とか空気感がすごくゾワゾワってして、『あ、楽しい!』って素直に一番思った作品だなって思います。

『黒豹の如く』新人公演について

黒豹

この作品で私は新人公演を卒業したんですけれども、役的にもすごくオシャレであって、その町にすむ若い子たちの憧れの的であるマダムなんですけど、息子もいて愛情深いみたいなのをすごく出したくて、包容力を出したくて。でも新人公演って本公演があって、新人公演のお稽古もあって、夜も遅いし朝も早いしで、自分の心に余裕がなくなることが多いんですけど、でも余裕がないとそういう優しい気持ちとか周りを思う気持ちって出て来ないのかな?と思ってなるべく自分のこともやりつつ、お稽古場でみんなが頑張ってる姿とか、この子こんなに成長したんだとか思いながら見ていたら、だんだん新人公演最後っていうのと役がドッキングしてきて、すごい温かい気持ちになって、すごい役づくりがしやすくなったんです。だから、最後にそうやってみんなのことも見れて、それも取り入れて役作りができて、最後に『今までありがとうございました』って礼君に言う台詞があって、受け渡す感じとかもあって、7年の青春全部詰めたって感じがしました。

宝塚生活を振り返って

本当に色んなことがあって、役が全然1人だけもらえなくって苦しんだ時もあるし、逆にもらってそのプレッシャーに押しつぶされそうになってどうしようってなった時もあるんですけど、苦しい時は絶対に絶対に誰かが支えてくれてて、そういう温かさに包まれて、この星組にいた時間すごい大切だなって思います。一生の思い出。

メッセージ

本当に今まで沢山の愛で包んでくださって、皆様のおかげで本当に幸せな宝塚人生でした。11/22まで精一杯娘役を楽しんで、皆様の記憶の片隅に少しでも残れるように、とびきりの笑顔で頑張っていきたいと思いますので、千秋楽までよろしくお願いします。


…まゆちゃんがダンスに苦手意識があったなんて!!!魅せ方が上手なので全く知りませんでした。蘭ちゃんも卒業だからこれで星組94期は2名になってしまうのか…

5 thoughts on “【サヨナラインタビュー】(星)毬愛まゆ”

Leave a Reply