アロハのOBA帝国 チョロ散歩 【サヨナラインタビュー】(雪)雛月乙葉

【サヨナラインタビュー】(雪)雛月乙葉



宝塚大劇場公演千秋楽について

今まで退団された上級生や下級生や同期が『幸せ』って言葉をよくおっしゃってらしたんですけど、その気持ちがほんとにすごく良く分かった1日で、朝から公演中も終演後もずっとほんとに幸せな気持ちで胸がいっぱいで、こういうことだったんだなってすごくしみじみと感じた1日でした。

『星逢一夜』について

お姫様と夜鷹っていう役は全然立場もちがければ、育ちも色んなことが多分違う女性だと思うので、そこをどうやって違う人物として見えるかっていうのを、仕草だったりとか台詞がない所でもお客様にどう見えるかっていうのをすごく意識してさせていただきましたね。

『La Esmeralda』について

ショーはもう冒頭から最後までほんとに全てが中詰めかのように盛り上がり続けた作品だったので、盛り上がっている場面が多いからこそ、表情だったりとか前半の部分でジプシーの場面や、パリの踊り子として出てたところで、違う人と見えるように。ほんとにこれはお芝居と一緒かもしれないんですけども、違う人っていうのをどう見えるかっていうのをすごくお稽古して挑みました。

『エリザベート』新人公演について

私が宝塚に入りたいと思ったというかファンになった上級生の方が黒天使をされていて、かっこいいなと思って、ほんとにそれをしてみたかったんですけども、私が研3になった時に、『エリザベート』という作品をさせて頂くにあたって、すごく黒天使になれないと思うけど、出れることだけでも幸せだって思っていたら、新人公演で黒天使をさせて頂くことになって、ほんとに嬉しくって。同期もすごい私が生き生き楽しそうにお稽古場で踊っているのを見て、ひながこんなに楽しそうなの初めて見たって言われるぐらい私も楽しくって。この舞台で表現するってことの考え方がすごく変わった作品になったなと思います。

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『パルムの僧院』について

初めてちょっと黒い役といいますか、企んでいる役をさせて頂いて、どうやったらそう企んでる黒い部分を見せれることができるかっていうのを毎日お稽古場で帆風成海とペアだったんですけども一緒に考えながらお芝居について研究をしたんですけども…

『アル・カポネ』について

本当にその時代の女性がどういう時代に生きた女性かということと、その時に流行していた髪型、アクセサリーそういうのを娘役全員で話し合って研究して、みんなでほんとにどうやったら違いが見えるかっていうことを、すごくお話して決めたので、鬘からアクセサリーから立ち居振る舞いといいますか、すごくこだわってさせて頂いた役だったので、お客様にもすごく良かったよっておっしゃって頂いたのが本当に嬉しくって。初めてだいもんさんともちゃんとしっかりお芝居をさせて頂いた作品でもあったので、すごく思い出に残りました。

宝塚生活を振り返って

やっぱり11年間、本当に楽しかったこともあったし、その分涙を流したことも多かったので、そういう時にいつもほんとに思うのは、私は人に恵まれていたなって思うんです。同期だったりとか、上級生だったり、そういう時にサポートしてくれる下級生だったり。ファンの方とか、本当に1人では絶対にここまでできなかったと思うので、そういう方々に出会えたことは本当に宝物だなって思うので、それがほんとに辞める時にそれを一番実感するんだなって千秋楽の日に思ったので。その方々に恩返しができるような舞台を最後にきちんとお届けできるようにしなきゃなと今すごく心から思っています。

メッセージ

宝塚大劇場を卒業させて頂いた今、幸せな気持ちでいっぱいです。その幸せな気持ちをエネルギーにして、全てのお客様に素敵な舞台をお届けできるように東京の千秋楽まで頑張りたいと思います。どうぞ雛月乙葉をよろしくお願いします。


…引き込まれるようなしっとりとした美人さん…個人的にあゆみちゃんと双璧な感じの雪組大人美人娘役さんでした。落ち着いた語り口調も素敵です…

 

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