出演者
(救世軍側):万里柚美、天寿光希
(ギャンブラー側):十輝いりす、壱城あずさ
北翔さんスカイと風ちゃんサラの魅力とは?
(壱城):スカイは私は嫌い。だって負けるもん。あれ多分本物だから。あの方は、ギャンブルの。私たちは裏の裏を考えてやってるけど、あの方は本当に強い。負ける。
(十輝):本物のギャンブラーですね、正真正銘のね。
(天寿):怖いですか?
(壱城):来るじゃん?下水で途中で。いい感じでこっちも3000ドルとかも手に入れてるのに、『いいところだろ?』って思いますよね。
(天寿):でも結局儲かってますよね?
(十輝):ポケットにはいっぱいドル札が入ってるから結局もらってるんだよね。もらってるよね?
(壱城):結局1000、2000取って、私3000取ってますからね。同じくらいの。
(十輝):返してもらうけどね、後で。
(壱城):えええええええー
(万里):当たり前だよね。実際ギャンブルしたのはビッグ・ジュールじゃん。
(壱城):大変なんですから。1人しかいないんですから、この支部。
(十輝):1人でうぉぉぉぉ(拍手)って盛り上げて、指輪で痣できるくらい。
(壱城):痣だらけでなんでだろうって思ったら、(拍手)やりすぎて。痣だらけ。
(十輝):ありがと。
(万里):クマちゃんの面倒も見てるもんね。
(十輝):サイコロも拾ってくれてね。
(万里):モニターで見てたら『いいコでした』って聞こえて、『いいコでした?』と思ったら預かってたクマを渡して…
(壱城):(クマが)生きてるんだって(ビッグ・ジュールから)聞かされてて。
(万里):その辺からして私たち救世軍側は、袖とかで見てて『イタいな…』って。
(十輝):イタければイタいほど面白いもんね。
(壱城):だから多分人も殺してないし、全部嘘なんですけど、信じてるのが私だけでこれだけいるんだと思う。多分嘘ですよ。
(万里):33回すべて無罪でしたって言う…
(天寿):多分3回ぐらいですよね。私そう思ってます。『3回だろ…』って。
(十輝):面白い。
影の支配者、アーバイド
(万里):そうやってみるとやっぱり面白いよね、ギャンブラーの人たちは。みんな個性があって面白い。その中でスカイはやっぱりギャンブラーの中のギャンブラー。悪いことしてるんだけどかっこいいから、そのかっこいいスカイを一目見て将軍はホっと。『あらこの人』ってなっちゃうんです。そして頭がいいからついついだまされちゃう。でもなんだかんだ言いながら、全てを理解して全てが分かってるのにも関わらずうまいこと操ってるアーバイド。
(十輝):影の支配者?
(万里):私はね、この作品の中の誰が一番頭が良くてちょっとずる賢くてすごい人間かっていうと、アーバイドが一番すごいと思う。
(十輝):サラとのご関係は?どういうご関係?後見人?
(天寿):父性愛。父の愛。
(壱城):後から来たサラは新しい子だよね?
(万里):アーバイドとサラはこの支部にいて一緒にいるんじゃなくて、その前からずっと一緒なんだと思う。私がこの2人をブロードウェイ支部に送り込んだ…ブロードウェイ支部を立て直してちょうだい!って。
(天寿):なんですけども、私の中では勝手に養子じゃないですけど、サラの育ての親みたいな感じなんじゃないかと思います。
(壱城):でも家族いるんだもんね?
(天寿):…結婚はしております…
(壱城):なんだこれ?
(十輝):告白?そうですか…
(万里):そのお相手はどこに?
(天寿):この作品には出ておりませんが、影で結婚している予定です。子供はいません。
(万里):だからサラを養女にして…
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カートライト将軍とビッグ・ジュールはお似合い…?
(天寿):というつもりで演じております。で、カートライト将軍は…ご結婚は?
(万里):私はしてない設定にしてる。映画の話していい?映画のラストってサラの投げたお花がナイスリーとアガサのところに飛んでくるの。で、あの2人がいい感じなの。今、美城れんとマキ(毬乃ゆい)は歌のところでアイコンタクトとってるの。で、ほんとの最後の最後にアデレイドの飛ばしたお花がブラニガンのところに飛んできて、ブラニガンの横にカートライト将軍がいてニヤって笑うの。だけど、星組ガイズ&ドールズのカートライト将軍は結婚してなくて。
(壱城):はいはいはい(挙手)。(柚長&まさこに)お似合いじゃない?最後さ、怒られるじゃん?なんかあれいっつも見てて、『なんかいい感じだな』っていっつも思ってたんだけど。どうですか?ここが繋がったら多分和解すると思う。だってボスとボスだもん。
(十輝):ちょっと考えてみてもらえますか。じゃあ。
(万里):私はいつでも。それでビッグ・ジュールの救いになるならば…カートライト将軍は受け入れるよ…
(十輝):すごい!まさかの…
(天寿):東京公演から新たな展開が生まれるんじゃないですか?
(万里):そこは敢えて何もしないけれど、お客様が『あ、ここから先この2人は…』って想像してもらったらいいってこと…
(壱城):クマもいなくなるかもしれない。
(天寿):や、クマはいつまででもいる気がする。
(壱城):結婚しても?
(万里):多分私が新たなクマを持ってくるんじゃないの?
(壱城):いいですよ!お似合いお似合い!
アーバイドから見たスカイは?
(万里):それでオープニングで2人で組んでるんでしょ。オープニング全然関係ない役だけど2人で組んでるから。アーバイドから見たスカイはどうなんですか?
(天寿):初めてこの人だったらサラを任せてもいいかなって思った。
(万里):例えばそれはどういうところで?
(天寿):最初来た時に、もう最初っからサラ目当てっていうことが分かるんですよ。ぴーんって来たんですけど、でもその後色々救世軍の苦労をちょっとだけこぼした時に、こうしたらいいよっていうアドバイスをするところから、色々機転が利くなっていうのも読みましたし、なんかこの人だったら温かいなって思った気がします。
ギャンブラーから見たサラは?
(万里):ギャンブラーから見たサラは?
(壱城):嘘ついてくれるじゃないですか。この子ら見たことないって言ってくれた時に、!!??って思いますよね。それからちょっとずつ私も更生って道に行きそうになる。
(万里):ほんとに周りに良い人がいなかったんだね…
(天寿):ハリーの人生…ね…
(壱城):だから僕のせいじゃない、周りのせい。
(天寿):そんな気がした。今聞いてて。
(十輝):単純にかわいいなって思ってます。
(天寿):可愛い子には弱いのがビッグ・ジュールですよね。
(十輝):だからアデレイドとミミちゃんにも興味津々で実は。ずっと見てるのこうやって。
(天寿):クマとどっちが好きですか?
(十輝):…いや…クマ?
(壱城):いつか女って言ってもらえるようになるように…
(万里):いや、そこでクマって言ってくれないと。ビッグ・ジュールは。
(十輝):でしょ〜?やっぱりクマだわ。自分で買ってたら怖いよね。自分で買って自分で衣装縫って。
やっぱりカートライトとビッグ・ジュールはお似合い。
(万里):あれはだからきっとお母さん…だからカートライトぐらいの人がいいかな。
(十輝):お母さん、怒って怒ってってね。そう思いますね。
(壱城):だったら愛が勝つね。ここが結婚してギャンブラー辞めたら。
(十輝):一緒にクマ持ってもらって。
(万里):オッケー。そしたらアーバイドだって奥さんの元に帰れるね。
(天寿):いやいやいや…私はしばらくこの職業は…
(壱城):まあ悪はいなくならないね。この世の中。
(十輝):いなくなっちゃうと教団支部もなくなっちゃうもん。だからほどほどでいいんです。
(壱城):感謝してくださいね、仕事できてるんだもん。とか言って…
(万里):まあでも、こうやってずっと続いていくんだと思います。
東京公演に向けてのメッセージ
(天寿):今こうやって皆さんのお話をたくさん聞けて、1回大劇場で舞台に立って、それぞれが自分なりに成長してきたなって思うんですけど、頑張ってきたなって思ったんですけど、またこのお話を聞けた事によって深みが…さらに深くなった気がするので、これを踏まえた上で東京公演最後まで、もっともっと深く掘り下げて日々成長していきたいなと思いましたが、どうでしたか?皆さん。
(壱城):ギャンブラーの中でもより悪い方の役だと思うので、そこの悪さを東京公演で更に更にグレードアップできるように頑張りたいと思います。ハッピーエンドの作品ですので、悪いですけど私の中でもハッピーエンドに持っていけるように作ってるので、そこを是非見て頂きたいと思います。
(十輝):ビッグ・ジュール役で、見た目は怖いんですけども、クマを持っていてちょっとおかしな人で、でもそんなおかしな人をみんななんだかんだ受け入れてくれて、だから本当に悪い人がいないというか、そこがとてもこの作品の明るい魅力だと思うので、皆さん是非是非見にいらしてください。
(万里):ハッピーエンドの作品だし、どの場面も自分が出てない場面を袖とかから見てても、毎日楽しいですし、笑えるし、やっぱり笑って明るく毎日を過ごせるっていうのがとても幸せなので、その幸せをちょっとでも観に来てくださったお客様にもお裾分けできればと思って、毎日毎日を一生懸命カートライト将軍としてみんなをハッピーにハレルヤにしてまいりたいと思いますので、どうぞ千秋楽までよろしくお願いいたします。
…なんか和みますね、この肩の力が抜けた上級生トーク。それぞれの役の個人的設定を聞けてすごく得した気分です!ハリー…愛おしい…