【国際フォーラム・稽古場レポ】（星）『LOVE&DREAM』

出演者

北翔海莉『1月の星組は愛と夢の世界で皆様を誘いたいと思います』

十輝いりす『お正月から年明け早々に舞台に立ててとても嬉しいです』

七海ひろき『2016年年明け早々に皆様にお会いできるのがとっても嬉しいです。』

妃白ゆあ（レポーター）

第１部（ディズニー）について

（北翔）：オープニングからディズニーランドの中にいるようなね。幸せな世界に、私達お稽古場で自分たちが歌ったり踊ったりする立場なのにも関わらず、なんか夢の世界に自分たちが誘われるような。あれ不思議な感覚。名曲の数々が…オープニングからそれぞれが歌っております。

（妃白）：知っている曲が沢山ありすぎて。

（七海）：自分は出ていない場面を結構夢中になって見てしまって、あああ〜次出なきゃ！って危ないことが。曲がすごく良いのもあって、みんなの表情もすごく良くてついついじ〜っと見ちゃうんですよね。

（北翔）：でもさ、まさこさんはさ、全部女役さんがずらっと並んだところに１人王子が登場する。もう私あそこ大好きなんだ…まさこ王子登場！

（十輝）：あんまりああいうフワっとしたのってね、なかったから。でも宝塚の男役よりももう１段オーバーにっていうか、ナチュラルじゃなくてオーバーに作らないとちょっと太刀打ちできないというか…壮大な音楽に。

まさことカイちゃんのヤンチャ場面

（妃白）：ひろきさんとヤンチャなところが。

（七海）：ヤンチャ場面ね。昨日まさこさんともっと若々しくって言って、まさこさんが私５歳児で行く。

（十輝）：（カイちゃんは）私はもっと上で行くわって。

（七海）：まさこさんは元々が大人っぽい雰囲気だからあれだけど、私が５歳になっちゃったら…

（十輝）：カイちゃん15歳くらいで。10歳の開きがあって。

（妃白）：あそこのひろきさんの登場もまたすっごく元気が。

みっちゃんの曲数がすごい…

（七海）：その前の場面で麻央君と十碧君とだーちゃんとじゅりちゃんがあっためてくれてるところにイェーイ！って出てくるところが楽しいですね。今回みちこさんものすごい数の曲を…

（北翔）：１幕だけ１４曲あるから、もうその倍は…メドレーはカウントされてないから。こんな譜面の量でしたね。

（妃白）：もう色んなみちこさんが見られる！

（七海）：お腹いっぱいだ。

（北翔）：でもね、１幕はね本当に夢の世界で、音楽も素晴らしいですし、ダンスの振付も今回外部の先生が沢山来てくださって。夢の世界で終わるんですけども、これがまた今回の演出家１幕のラストから２幕につながってるんです！

（十輝）：そこがまたニクいですよね。

（七海）：ほんとに素敵だと思いました。

（妃白）：全ての生きる女子たちの憧れです。あのシーンは。なんか言いたくなっちゃうんですけど、ちょっとダメなのでお楽しみに！

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第２部（タカラヅカ）について

（妃白）：２幕はDREAMをテーマに。

（北翔）：今度は本当にタカラヅカスペシャル何年か分を凝縮したような…

（七海）：多分皆さん知らない曲は１曲もないと思います。

（北翔）：名曲。名シーン。

（十輝）：昔からある名曲なのに振りが新しいじゃないですか。そのギャップがまた面白い。

（妃白）：新しい試みですよね。どの場面も。

（北翔）：今回オープニングからずっと大階段が装置でもちゃんとあるので、やっぱり大階段で踊るっていうのは、下級生の頃の自分を思い出すと、やっぱりあの階段で男役で踊れるっていうのは一種の憧れで、そのメンバーに入れてもらうっていうのには、遥か何年も修行しないとやっぱり立たせてもらえないものだったから、そういう意味で今回は本当に出演者全員が大階段にズラっと男役も女役も並んでパフォーマンスとして見せられるっていうのは、すごい経験だと思うし。見応えもありますよね。

（妃白）：これぞ宝塚！っていう燕尾服だったり、真っ白の…

（北翔）：（カイちゃんに）軍服着るんでしょ？それ意識して今日…

（七海）：今日お正月だから紅白って思って…めでたいかなと思ったんですけど。白い軍服なんてほんとに…宝塚の男役になったからには、黒燕尾と軍服っていうのは憧れの衣装だと思うので、着こなしも頑張りつつ、歌も頑張りつつ、良い場面にしたいなと思います。

10回も20回も見た方がいい　by　まさこ

（妃白）：本当に素敵な場面です。稽古場でもスモークが見えますもん。あそこ皆さんが代わる代わる名曲をエンカレッジのように歌い継いでいかれるのが美味しくてたまらないですね。

（北翔）：でもエンカレッジは歌だけだけど、今回はみんながとにかくバッグで踊ってるから…。もうなんかお腹いっぱいですね。

（十輝）：１回じゃ見足りないですね。１０回も２０回も見たい。

（北翔）：ちゃんとカメラ目線で言いなよ。私の顔見ながらじゃなくって。

（十輝）：10回も２０回も見た方がいいし、ペンライトもいっぱい買った方がいいし。

（北翔）：今回は公演グッズで出るペンライトを一緒にお客様と一緒に振るシーンとかも出てきますので、是非公演グッズを手にとって頂けたら嬉しいなと思います。

みっちゃんの好きな場面＝ノバボサ

（十輝）：みちこさん好きな場面…みちこさんいっぱい歌ってらっしゃるから…

（北翔）：そうなんです。懐かしの自分にとって懐かしい曲も出てきますし。それはお楽しみなんですけども。でもやっぱり、自分が入団して初めて月組配属になった作品が『螺旋のオルフェ』と『ノバ・ボサ・ノバ』だったんです。その『ノバ・ボサ・ノバ』のやっぱり「アマールアマール」「シナーマン」。あの場面を自分が歌うっていうのは、自分が遥か昔に戻ったような…ずーっと真琴つばささんがその当時トップスターさんだったんですけど、あの方の背中を見てずーっと勉強してきたものが、今果たして自分の身体から、今の星組の下級生に伝えることができるのだろうかとか、色んなことを思う場面で。

（七海）：あの場面もうみちこさんの背中をすごく見てますよ。

（北翔）：広い？

（七海）：（笑）広いは広いかもしれないけど、歌ってらっしゃる圧みたいなものを後ろにもすごい感じて、凝視しています。

（北翔）：今回『ノバ・ボサ・ノバ』のシーンっていうのが、皆さんが想像している見たことのある振りじゃないんです。それがやっぱり見どころなのかな？とこのたびは思います。

（妃白）：もうノバボサ１本分ぐらいな満腹感。

（十輝）：ハイライト特集。

（北翔）：私はやっぱりそこが見て頂きたいところです。まさこさんは？

まさこの好きな場面＝パリメドレー

（十輝）：私個人的に好きなのは、パリメドレーが好きで。パララパララパララ〜♩が好きです。短いんですけど、そこがなんか好きなんですよね。しっとりとした雰囲気が。で、その後にれなちゃんが歌って。『セ・シャルマン』を歌って。あの流れが好きですね。

（妃白）：ひろきさんはどうですか？

カイちゃんの好きな場面＝世界に求むー王家に捧ぐ歌－

（七海）：私は個人的に、『王家に捧ぐ歌』をひろ香くんが真ん中で歌うんですけど、あの場面、私も後から出てきて一緒に歌わせて頂くんですけど、なんかすごく後ろの方達の想いみたいのが伝わってきて。やっぱり初演に出ていらしてた美稀さんもいらっしゃるし、みんなもあの歌をすごく好きで、歌えるのがすごく嬉しいって言ってたんですよ。それをすごく背中に感じて、なんかちょっとウって来て、私もその想いを受けながら自分も歌うっていうのがすごく気持ち良くて。すごく好きですね、あの場面。

（北翔）：でも王家もそうだし、自分たちが出てた作品をもう１度改めてやるってなった時に、出たことない子たちや客観的に客席から見たイメージしかないけど、役者がこういう想いでこの場面作ってたんだよって改めて先輩から、このたびの王家に美稀千種さんが出ていらっしゃった、そういう色んなことを教えて次の時代に、下級生に次の世代の子たちに教えていくっていう歴史もこのたび感じることができましたし。ただ名曲を歌うだけじゃなくって、「ハロー！タカラヅカ」まず１つとったとしても、この曲は入江先生が万博の時に作った歌で、ハロー！タカラヅカっていう宝塚を教える、そういうので作られた曲なんだって、このたびいっぱい宝塚を勉強することができたなって思いました。自分たちが。だからそれをお客様にいっぱい伝えていきたいなって思います。

抱負、意気込みなど

（七海）：2016年の幕開けとなる公演ですけれども、見てくださるお客様が題名も『LOVE&DREAM』というので、本当に愛と夢を最高に楽しんで客席を後にして頂いて、またお家に帰っても素敵な世界だったなと思って下さる世界を作れるように、精一杯頑張りたいと思います。よろしくお願いします。

（十輝）：題名の通り、愛と夢をたくさんたくさん感じて頂ける作品となっておりますので、皆様、何十回でも見にいらしてください、お待ちしています。

（北翔）：今の星組の役者が揃った公演になるので、本当に適材適所ですね、それぞれの個性を生かして得意分野を思う存分表現してくれる、そんな演出と公演出来上がってると思います。是非みんなの色々な想いをお客様に届くことができますように。また、この公演・作品を通してやはり皆様の心に、力になったり励みになったり、そういう意味で何か一歩前進できる勇気になれるようなエネルギーをたくさん舞台からお届けしたいと思いますので、是非見にいらしてください。

…元宙っ子集合！これまでにないぐらいのみっちゃんのリラックスした表情にほっこり。まさこお茶目！