アロハのOBA帝国 宝塚(OG含む)観劇レポ 【観劇メモ】(星)黒豹の如く

【観劇メモ】(星)黒豹の如く



本日、星組公演『黒豹の如く/Dear DIAMOND!!』観て参りました!

ランチは紅鹿舎のピザトースト

東京宝塚劇場周辺で、どこでランチしようか・・・ということで思いついたのが、NOTTVの100%宝塚でずんちゃんが福くんと訪れていた紅鹿舎!

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12時前に入店しましたが、結構人が入っていました。

ランチメニューにあるビーフシチューやハンバーグに惹かれる心を抑えつつ、ここは名物のピザトーストセットを注文。

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税込1000円也。

ドリンクは豆乳オレにしてみました。

さすが名物!チーズたっぷりで焦げ目がサクサクして美味しかったです!

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甘味のメニューも充実してるみたいなので、今度は喫茶で来たいな~

お芝居『黒豹の如く』

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長くなりそうなので、キャスト順に感想を・・・

ちえちゃん、肩の力が抜けた包容力

オープニングの海賊姿、ほんとにかっこよかったです。抽象的でシンプルなセットの中にあって、舞台が狭く感じられるような大きな大きな存在感。葛藤の中で思い悩む主人公を説得力をもって演じていました。仲間や想い人はいてもどこか孤独な影があって、それがとてもリアルな男性像に感じられました。
具体的に『黒豹殿は仕事ができる』的なエピソードは描かれないものの、忠実な部下があんなにいっぱいいるんだからきっとスゴイ人なんだと思わせるオーラがあります。さまざまな思惑が交錯する重めなストーリーの中でも、叔父さん(じゅんこさん)や部下とのやり取りの中に軽妙な雰囲気も感じ取れ、そういう自然なお芝居こそちえちゃんの得意とするところだよな~としみじみしました。

ねねちゃんとのラブシーンでは直接的なキスシーンなどより、そっとねねちゃんの手に自分の手を重ね合わせる仕草や、ねねちゃんの頭を抱く優しい手付きに習熟した男役技が見てとれました。そして、ラスト旅立つシーンでは、よくある客席に背を向けてステージ奥に向って歩き出すのではなく、セットの先端で佇み、盆が回って最終的に客席に背中を向ける演出だったのが、観客の『行かないで~!!』という悲しみが少し緩和され良かったです。

ねねちゃん、モテモテ設定に違和感なし

ロスト・グローリーの時にテイストが似てるなと感じた今回のお衣装、これを素敵に着こなせるのはやはりねねちゃんのスタイルだと確信。紅さん演じるアラルコンがあんなに必死に手に入れたいと願うだけの魅力がある。それに何の違和感も抱かさせないオーラ。わりとちえちゃんと対等な恋愛関係だったのも長年連れ添ったトップコンビならでは。ラストにちえちゃんを見送るお芝居も凛として清清しい印象でした。

紅さん、まさおにかぶる・・・

セリフの節回しがちょっとまさおにかぶるかも・・・すごくオーシャンズ11のベネディクトを髣髴とさせる役柄でしたね。話題のもっともっとソングとっても素敵でした。このアラルコンってかなり極端な人に思えるけど、実際にいそうな迷惑パーソンですよね。それにしても、ニッカボッカがあんなにカッコいく見えるスタイル。素晴らしかったです。

真風、似合ってた・・・滑舌ちょっと気になるかも

少しナポレオンのミュラにかぶるような役柄だったように思います。真風の愛されキャラとも似合っていて、舞台に出てくるだけで爽やかさが漂うのはさすがだなと思いました。ちょっとだけ滑舌がモゴモゴしているというか、(ちょっとみりおっぽい)しゃべりにくいのかな?と思うような時がありました。わりと無難にまとめてくる印象があるので、今度はぶっ飛んだ方向性の役も観たいなあ。

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風ちゃん、健闘!

どちらかというと元気溌剌なイメージのある風ちゃんが、今回は大人で情熱的な役。衣装的には、もう少し身長があった方がいいのかな?とも思いましたが、濃いお芝居に負けじとパワーで立ち向かっていった印象でした。クラブでのダンス、娘役さんを引き連れて踊る姿がかっこよかった!

じゅんこさん、いぶし銀の魅力

今回1番素敵だなと思ったのが、英真さん演じる叔父さんとちえちゃんがお酒を酌み交わす場面。ここのじゅんこさんのお芝居がほ~んと自然!組んだ足先の動かし方とか本物の男性そのもの!2人の交わす視線にこれまでの歴史を感じて涙が出ました。最近専科さんのすごさが本当に身にしみます。

そのほか、気になったキャスト

まさこ→トレンチコートがこんなに似合う人がいるのか・・・暗がりだったけど煙草を吸うシーンもあり。そしてラストのバトルシーンではまさかの活躍・・・

ポコちゃん→最近目覚しい進歩を遂げているような。少しスカしたやさぐれ感がちゃんと出てました。なんといっても男役のスタイルが完璧。

イケメン3人組(しーらん、みっきー、琴ちゃん)→みっきーがすごく弾けてた!たくさん練習したんだろうな~と思うほど3人の動き、息がバッチリ合ってました。

あーちゃん→とにかく可愛い。ただねねちゃんと親友という役柄にはちょっと見えなかったかな。

まお氏→すごいスタイルが良いんだけど、ちょっと重心が前なのか歩き方に違和感。小股すぎるのかな??

おじさま役の蘭ちゃん、どいちゃん、れんた、レオ君→最高に個性的。れんたは本当に自由だ・・・

セブンシーズ→どいちゃんの動きの美しさ!真彩希帆ちゃんのメイクと表情がすっごく素敵でした。紫りらちゃんも個性的でお顔が判別しやすくて小柄で可憐でした。

・海さん→メイちゃんの執事を髣髴とさせるできる部下!という感じ。まさこの部下が海さん。最高である。

・珠華ゆふちゃん&毬愛まゆちゃん→表情がすっごく良くて、舞台に出てくるとすぐ気づく。それにしてもゆふちゃんはやはり真飛さんに似ている・・・

・真衣ひなのちゃん→じゅんこさんとちえちゃんがお酒を飲んでるシーンのウェイトレス役がすっごくキュート!花組のりりかちゃんに近いような可愛らしさだ~

・レイラちゃん→黒髪ということもあって、スタイルの良さと色気で目に飛び込んでくる存在。個人的にともちん路線(本気のヤバイ色気)を目指して欲しい。


・・・ストーリーについては前評判もあって、正直あんまり期待していかなかったんですが、意外と現代にも重ねやすいテーマで面白かったです。それでもラストの怒涛の畳みかけには若干付いていくのが大変でしたが・・・。

ちえちゃん渾身の『ちくしょー』『こいつめ!』素晴らしかった。(個人的には『もっと腰を据えろ!』がツボで、これから日常生活に活用していきたいです。)

あと、退団者の方にちゃんと見せ場があるのが嬉しかったです。配役もわりと適材適所だったように感じます。

衣装がもうちょっと色々なパターン見れたらな!とも思いましたが、デニム系軍服もすごく似合ってました。こういうストーリー祐飛さん&すみ花ちゃんコンビに合いそう!とかちょっと思ったりしつつ、前向きなラストシーンに寂しいけれど晴れやかな気持ちになりました。

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