アロハのOBA帝国 宝塚(OG含む)観劇レポ 【観劇メモ】星組「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」@赤坂ACTシアター

【観劇メモ】星組「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」@赤坂ACTシアター



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(画像暗いですが…)

本日赤坂ACTシアターに星組東京特別公演「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」を観劇に行ってきました。

ななななんと開演間際に1階で歓声&拍手が!レジェンドちえちゃんご観劇でした。

★以下ネタバレあります、ご注意ください★

ちょっとほろ苦のハートフル・コメディー

1幕終わった時点で、そのナンバーの多さに驚きましたが、全編豪華なナンバー尽くし!

オープニングから華やかに始まるのか!?と思いきや、あれです、最後のシーンから回想していくパターン。いいです、好きです。

舞台セットは2階建て。2階奥にはバンドの皆様。この生バンドの演奏、花組のアーネストでもありましたが、すごーくお芝居のクオリティーが上がってお得な気分になれます。

1階中央にはちょっと近未来テイストの扉が。タイトル「CATCH ME IF YOU CAN」の文字と相乗効果でスタイリッシュな印象です。

1幕頭はちょっと紅さんもかいちゃんもセリフに追われてる感があったような気がしますが、2人の醸し出す演じることを楽しんでる空気感と愛のこもったストーリーに観客が引き込まれていく気配を感じました。

なんといっても逃亡劇、しかも詐欺師のですから、だますだまされ、逃げ追われ、間違い面白さ。

そこにハッチさんをはじめとする家族愛というテーマが平行してしっかりと描かれて。

終わり方も、ハッピーエンドで前向きで。大好物の登場人物が全員並んで主人公を見守るパターン。

やっぱり笑いのセンスが抜群の紅さん&舞台度胸に感動のかいちゃん

紅さん、やっぱり間の取り方が抜群です。今回かなりキーが高いソロナンバーが多いので、1幕はちょっと耳にキンキン来ましたが、ご本人的には歌いやすそうな感じがしました。

なんでしょう、詐欺師がピッタリというか…

仮面の下のピュアな素顔という側面が紅さんのイメージにぴったり重なって、少年の葛藤や刹那さがこれでもかとにじみ出てくる。

これ、紅さんの代表作になる気がします。

そして、つい先日ACTシアターで『TOP HAT』を観たばかりに感じるかいちゃん。

かいちゃんの凄さは幕が上がってすぐその魅力が一気に開花!という訳ではないけど、後半にかけてグイグイ七海ワールドに観客を引き込み、見終わった後に確実に色濃く印象づけるとこだなと。

今回シーンとした無音の場面でかいちゃんが1人セリフを言うところがありましたが、もうこの沈黙をものともしない舞台度胸に感動。

決してかっこいい役!というのではないんだけど、かいちゃんが演じるととっても血が通って温かく魅力的な人物になる。

紅さんと全くタイプは違うけど、良い感じでパワーが拮抗していて(あーちゃんには申し訳ないけど)まさに相手役という感じでした。

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娘役ちゃんたちがセクシーーーーーーー!!!!!

最近男役さん観るより、娘役さんを追ってる時間の方が長いんじゃないかと思う日々なのですが、今回絶対チェックするぞ!と気合いを入れていたのが愛水せれ奈ちゃん、珠華ゆふちゃん、毬愛まゆちゃん、紫りらちゃん、そして真彩希帆ちゃん。

もう、眼福眼福!

大きい役があるわけではないけど、とにかく娘役ちゃんたちがセクシーな衣装で踊る歌う。

また、皆さんお腹から出すソウルフルな歌唱が上手なので、目も耳も楽しい~!!!特に紫りらちゃんのソウルフルな歌声にはゾクゾクしました。

真彩希帆ちゃんは、NOW ONでも新境地開拓!と言っていましたが確かに!!!これ、ゆふちゃんとかやっちゃうとリアル18禁になっちゃうんでね、真彩ちゃんで良かったわ。

特に看護師さん達がDoctor♪って歌うセクシーなナンバーがキャッチーでとっても素敵でした。

FBIの3名様。せおっちがおいしい!

れんたが髭。適度に力の抜けた同僚役が素敵~、れんたの影のある大人の役とかもっと観たい!

そして頼りになりそうなせっきー。FBI4人衆が揃った時のなんともいえない男子・部室感が好きです。

そしてそしておいしい、実においしいせおっち。

キャラクターでいうとかもめの時に演じてたメドヴェジェンコにちょっと近いのかな?強めにかけた前髪パーマが実にアメリカン。

ほんとせおっちの芝居心は目が離せない…是非、是非本公演でも大きな役を!!!

はっちさん…泣かせる…

なんかはっちさんズーッと何かしらの公演に出てる気がするんですけど…引っ張りだこも納得の存在感でした。

今回はっちさんが歌うナンバーが多くて、たくさん観れて嬉しかったです。

終盤、落ちぶれていく時のお酒のグラスを持つ手、カウンターにつっぷする角度、もう全てが熟練した芸。

リアルな中年男性感の出し方にさすが専科さん!と感服です。

そのほか気になった方々

ヒロイン役のあーちゃん。結構登場が遅い&キャラクターの背景があまり描かれていないので、少し印象が薄いですが、さすがの可憐さ。

ただちょっと歌の時息まじりでお腹を使って歌ってる感じがしなかったのが残念、あーちゃんのソロすっごい(というか1番)良い曲だなと思ったので。

もっと体の中から情熱が溢れるような役に出会ったら一皮剥けるかもしれないですね!

紅さんのお母さん役のあんるちゃん。途中かいちゃんが訪れた際に着ていた水色のドレスがものすごーい似合ってました。

ダンスの裾さばきも完璧で、ずーっと目で追っちゃいました。あんるちゃんもヒロイン力のある娘役さんですね。

そして…パイロットや病院長で登場していた漣レイラちゃん。お医者さん姿でオールバックに前髪垂らして、銀縁メガネはけしからんでしょう!レイラちゃんのオジ様最高です。

そして、今回発見した華鳥礼良ちゃん(97期娘役)大人っぽくも可憐でもあるしっかりとした日本美人なお顔立ちに胸ときめきました。

星組大劇場公演が…た、楽しみ!末恐ろしい…

正直、振り分けが出た際は、『全ツにこれだけスター集めて大丈夫かしら』と思う部分もあったのですが、もうまったくまったく!

星組のパワフルさを見せ付けられた公演でした。

何よりかいちゃんの吹かせる風がほんとに!完全に!新鮮!

これ、合流しての大劇場公演、どうなっちゃうんだろう…!!!!!ちえちゃんもきっと安心されたのではないかな!

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