11/27(金)に行われた花組・東京宝塚劇場公演初日の模様。
組長挨拶
ただいまご覧いただきましたお芝居は田辺聖子先生が書かれた『新源氏物語』を元に1981年に月組により舞台化され、1989年に月組で再演。このたびで3度目の上演となります。そして今回の公演では『新源氏物語』に初演より出演されている京三沙さん、汝鳥伶さんに専科よりご出演頂いています。そして、グランド・レビュー『Melodia−熱き美しき旋律−』ダイナミックなメロディーとリズムに彩られた華やかなレビューでございます。花組生たちの個性をお楽しみ頂きたいと思います。
そして今回の公演より、101期生のうち、8名が花組に配属になりました。新しい花組生たちをどうぞよろしくお願いします。宝塚ならではの華やかな日本物とレビューの二本立てを皆様にお楽しみいただけますよう、明日海りおを中心に日々の舞台を大切に演じてまいりたいと思っております。どうぞ千秋楽までよろしくお願いいたします。
明日海りお挨拶
宝塚大劇場公演を1ヶ月と1週間終えまして、こうして東京に参りまして、皆様に舞台をご覧頂けて、今とても嬉しいです。2015年の東京宝塚劇場のラストの公演は花組が担当させて頂くことになりました。千秋楽の日に笑顔で悔いなく舞台納めができるよう、そして観に来てくださったお客様が笑顔で悔いなく観劇納めができるよう、毎日情熱をかけて演じてまいりたいと思います。1ヶ月間どうぞよろしくお願いいたします。本日は本当にありがとうございました。
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カテコ①
この作品で寂しいですが卒業してしまう仲間が3名おりまして、紫峰七海さん、そして真輝いづみ、そして姫歌ひな乃。この3人の勇姿をこの劇場で見て頂けるのは今のうちです。どうか応援してあげてください。明日からどうぞよろしくお願いいたします。本日は本当にありがとうございました。
カテコ②
昨日ぐらいから急に寒くなってまいりましたね。皆様またいらして頂く際は十分に防寒対策と、とても乾燥しておりますのでそちらの方もお気をつけて。気をつけていらしてください。本日は本当にありがとうございました。
囲み取材
見どころ
(明日海):やはりお芝居の『新源氏物語』は平安時代の煌びやかなお衣装だったり、舞台装置だったり、この世界観っていうのはやっぱり宝塚歌劇ならではでないかなと思いますので、その世界観にちゃんと存在できるように、私達もできるだけ雅に存在できるように工夫を重ねてまいりましたので、美しい世界観を楽しみにして頂きたいなと。そしてショーはわりとアップテンポのリズム感のあるショーでございます。花組生の熱いエネルギッシュさがとても生かされると思いますので、そのあたりを楽しんで頂ければと思います。
(花乃):私も明日海さんと同様に、お芝居の方では日本物ならではの空気感というものを大切にしながら、務めていければなと思っております。ショーは中村先生のショーの魅力の1つである本当に大勢での場面が沢山ありますので、花組一丸となったパワーをお届けできたらなと思っております。
芝居で大切にしているところは?
(明日海):お芝居で今回一番大切にしていることは、私はわりといつも役を演じる時に、入り込み過ぎないようにというのを意識したりもするんです。わりと客観的に見る自分というのも必要だなと思うタイプなんですが、この役に関してはわりと展開が、場面毎の運びが早いのとラストシーンまで畳み掛けるように物語が進んでいくので、いかに集中して役に全てを預けるかというのを意識してやっています。
(花乃):藤壷というお役を演じさせていただきますが、藤壷は光源氏の心の中そのものというふうに柴田先生にご指導いただきましたので、光源氏の妄想や空想の中で出てくる場面がとても多いので、そういったところを意識しながら演じていけたらなと思っています。
ショーで好きな場面は?
(明日海):やはり中詰めですかね?スパニッシュの衣装を着ている場面があるんですけども、そこのみんなの熱い血がふつふつと湧き上がる感じが、組子も1つになりますし、お客様のテンションもだんだんだんだん上がってくるという、あの中詰めの場面がすごく好きです。
(花乃):今着させて頂いているお衣装のデュエットダンスの場面がとても好きで、今回ちょっとストーリー性のある場面になっておりますので、そういったところを毎日変化を楽しみながら一生懸命できたらなと思っております。
…みりりん源氏の君の顔の傾け方、角度などものすごく研究してるのが伝わってきます。べーちゃんがいないのがものすごーく辛い…