(ムラから梅田への移動でたまたま乗車したリラックマ号)
※※※ネタバレあります※※※ご注意ください※※※
なんてたって、主題歌がサイコー!な名作。
ショー『Apasionado!!Ⅲ』
月組の団体戦!素晴らしい群舞と後ろからのパワー
もう…プロローグで感動のあまり歯をくいしばり恐ろしく変な顔になっていたに違いない…
よくトップさんが使う「後ろからのパワー」というのをこれほど感じたのは、蘭寿さんの退団公演の夢眩以来じゃなかろうか…
まあまあ、幕開きのあの顔出しパネル(違う)はまあまあ、あれですけど、やっぱりね~
もう主題歌のイントロ始まった時点でテンションうなぎのぼり!!
またここの振付も大好きで、初演や再演のみなさんの映像を脳内に再生しつつ…
もちろんあさこさんやゆうひさんのドーンとしたラスボス感には欠けますけど、たまきさんしっかり真ん中の人。
いやあ、それにしてもこんなに美しい熱い群舞は、またしても蘭寿さん退団公演の黒燕尾以来でしょうか…(自分の中でです!)
あの印象的な赤で腰にヒラヒラってなってる(語彙…)お衣装のたまきさんが、太もも上げるあの振付を踊っている!!!!
感無量!!!!!もうこの時点でチケット代完全に回収した感があります。
配役の工夫、ドンピシャ!
まず、みっちゃんのロン毛に大興奮したヴァンパイアのシーン。
うん、稽古場映像でふむむと思った時ちゃん、ナイスでした。時ちゃん、こういうスポット的な抜擢すごく映える。
そしてかちゃー!!!ストレート寄りの鬘がめっちゃ似合う。中性的な雰囲気と相まって世界観にバッチリはまる!!!
(ちなみにここ、男役に混じって黒髪ショートの鬘を被って踊ってる茜小夏ちゃんがイケメン)
そして、今回印象的だったのが、バレンチノの場面、カイちゃん役をちゃぴがやってたこと。
ここ、わりと長めのシーンでセリフの分量も多いので、ベテラン男役か経験豊富なトップ娘役かどちらかという判断になりましょうか、ちゃぴバッチリでした。
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そしてそして、かの有名な(?)男役陣が次々と大きな女役として登場する場面。
若手の多い月組かつ全国ツアーということで、それぞれのキャラの知名度で言えば正直劣りますが(失礼)、みんな可愛かった~!
特にありちゃんととしちゃんが普通に美女でして…『そういえば、とし先輩出てこねえな…???!!!あの人か!!!!』とヒっとなりました。
あんなに男役として完璧なのに、女役すらパーフェクトなとし先輩って…僕は怖い
組長枠まゆぽん、ウィンクのダメ押しが素晴らしかった。(でもとっても美しかった!!!!)
そしてラスボスが…真っ白のお衣装のかちゃ!!!
ここのトップ男役と娘役が客席にアピールするというよりは、お互いに対峙して向かい合ってぶつかり合っていく感じのデュエットダンスがすごく好きで、それをね、かちゃたまでやってくれるという。
もう、ここのかちゃの男らしさと女らしさのさじ加減の絶妙さたまらない、ラストの投げキッス交換とかほんともう…宝物にします。
ジャングルチャンピオーン
ここね、もうここでね、はーーーーー観れて良かった…と。
わたくし、たまきさんの盛り髪が大好物なんですけど、素晴らしい盛り方。
なんならもっと盛っていただいてもかまいません。
ここ娘役の激しいジャガー(だっけ?)っぷりも最高で…片方の肩出しが最高に似合う…ぐはあ。
月娘のこういう激しい系ダンスをあくまでスッキリとまとめてくる辛口な感じがすごく好きなんです…
いやはや、名作!そして月組の総力戦のパワーを見せつけられた!
今回、ムラで大劇場デビューの野口先生ショーを見た後だったのもあって、やっぱりうまいな、ダイスケ先生!(THE ENTERTAINER!も素晴らしかったですが)というのがまず最初の感想でした。
スピーディーではあるけれど、しっかり緩急があって。
すべての楽曲がキャッチーで耳に残る。
そして…最近これぞ!!!というデュエットダンスに飢えていたので、身体能力が互角のコンビが織りなすスピード感あるダンスですごく心が満たされました。
何より、月組子の団結力に本当に感動。
すごく全体を俯瞰しとらえながら、自分に課されたものにまっすぐ取り組んでいるような印象を受けました。
そしてたまきさんを支え、この舞台を良いものにしようとする強い気持ち。
色々フィルターかけて見てる部分も絶対あると思うんですけど、この熱さは是非劇場で体感していただきたいと思わず力の入ってしまう、そんな公演でした。
…前々から思っていましたが…月組が大好きなんだと…自分の贔屓組は月組なんだと…ダメ押しされたような公演でした。
龍さんが築き上げてくれた月組を、たまきさんが率いていく月組をしっかりと応援していきたいと心新たに誓いました。(大げさ)