アロハのOBA帝国 チョロ散歩 【新公インタビュー】(花)朝月希和

【新公インタビュー】(花)朝月希和



新源氏

宝塚大劇場・新人公演を終えて…

宝塚の新人公演は、本当にお稽古から本番までが本当にあっという間で、気がついたら新人公演本番の幕が開いて幕が降りていた状態なんですけれども、自分自身としては最初に舞台に登場した時はすごく緊張していたんですけれども、思っていたよりは落ち着いてお芝居に集中できたのではないかなと思っています。

役創りについて

一番最初に藤壷という役で持ったイメージが、本当に誰よりも温かみを持った女性で、光源氏様を包み込むような優しさを持った大人な女性だなという印象があったんですけれども、実際この『新源氏物語』では後半はずっと幻想の人として出てくるので、前半でしか光源氏様とは実際にお芝居するところっていうのがないので、一番最初にどれだけ藤壷という役の像を表せるかっていうのがすごく難しいなと思いましたし、藤壷だけが他の女人さんの中で、唯一年を重ねていくのが表せる役と思ったので、後半は幻想で出てくるんですけれども、その中でも年月を経て変わっていく藤壷とかそういうのを表現するのがすごい難しいなと思いました。

苦労した点について

柴田先生にも大野先生にもおしゃって頂いて、やはり源氏の理想の女性であるから、落ち着いて綺麗であることが一番であるというふうにおっしゃって頂いて。何よりそれがハードルが高くて、一番難しいことなんですけれども、その藤壷としてお稽古場でも舞台でも立つ時には、本当に自分の中にあるものを1つ落として落ち着いて取り組んでいこうというふうにお稽古に臨んでいたんですけれども、本当に課題はまだまだ山積みですね。

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相手役 柚香光について

柚香さんを見ると落ち着いてお芝居に集中できる自分が、お稽古場でも本番でもいまして。柚香さんがもうこのお芝居の流れに乗ってこい!みたいな流れを作ってくださっているような気がして、私もいつもそれにお芝居の身を委ねてやらさせて頂いていたんですけれども。やはり本番も御簾の中にいる時はすごい緊張して、緊張してる!って思ったんですけども、実際柚香さんの顔を見てお芝居をしたら、やっぱり落ち着いてお芝居に集中できて。

一番最後に出てきて掛の中に光源氏さんをいれてあげるっていうところがあるんですけれども、踊りなんですけれども、お芝居だから音は気にしないで自分たちの感情の流れでしようというふうに、おしゃって頂いたので。本当に何よりも感情の流れを大切にしながらお芝居させていただきました。

本役 花乃まりあからのアドバイス

明日海さんが演じる光源氏さんが追い求める藤壷像というのと、柚香さんが演じる光源氏さんが追い求める藤壷の像っていうのはやはり違うものがあるので、本当にそこにたどり着くのは本当に難しいことなんですけれども、それぞれが追い求めている藤壷が演じれたらいいねと言って頂いたので。確かにそうだなと思って。本当にそれは難しいことなんですけれども、少しでもそこにしがみついて、もっともう1つ落ち着いた大人な女性というのを目指して頑張っていきたいと思います。

東京宝塚劇場・新人公演に向けて

最初の場面を大切にと宝塚では思っていたんですけれども、宝塚を終えた時に一番最後に出てきて、さっきも言ったんですけども、掛の中に光源氏さんをいれてあげて、流れのあそこが自分で宝塚の新人公演の本番を終えてから印象に残っているので、あそこをもっともっと一番最初に藤壷さんに持った印象の温かく包み込んであげるという雰囲気を持ちながら、もっともっとあそこも大切に東京も演じれたらなと思っています。

メッセージ

平安時代らしい優雅で優美な『新源氏物語』の作品に新人公演メンバー一同一生懸命頑張ってまいりますので、東京の新人公演も是非見にいらしてください。


…可愛らしい印象が強いので藤壺はかなり挑戦だったのではないかと思われますが、映像ではしとやかな物腰が印象的でした。声質がいいので、とても優雅な雰囲気が出てました。れい君との体格差がたまらない。

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