アロハのOBA帝国 チョロ散歩 【バウ・稽古場レポ】(雪)『銀二貫』

【バウ・稽古場レポ】(雪)『銀二貫』



銀二貫

出演者

(レポーター)香綾しずる

愛すみれ、真條まから、彩みちる

『銀二貫』のストーリー

(愛):お侍の子だった鶴之輔が父上を亡くし、命が危なくなったところを井川屋のだんさんが助けてくださって、そこで銀二貫が絡んできて色んなメンバーが現れ…

(香綾):色々あるんだけど、まあ助けられて、そこで出会った女の子真帆もいて、でもある事件が起きて、真帆じゃなくなって諸々があってワーオ!みたいな話なんだよね。

(愛):人の温かさとか情に溢れたお話だと思います。

それぞれの役どころについて

(愛):とにかく明るくて優しい、人のために泣いてあげたりとか、人のためにっていう人たちの集まりで、とりあえず明るく明るく。何があっても笑顔でというのを気をつけてやっている役です。

(真條):一番この物語の中で年齢が若いというのを谷先生にもおっしゃって頂いて、若いからこそ言える、誰もが思ってるけど、でも言えないことを小ちゃい子だから言えちゃうっていうのをキーワード、キーワードじゃないですけど『あ、今こういう現状なんだ』っていうのをポンって言っちゃうような役作りを今頑張ってます。

(彩):鶴之輔は月城さんが演じる鶴之輔かつ松吉さんの、まだお侍だった頃の男の子なので、もっと男の子らしくって先生から言われるので、残り少ないお稽古期間ですが、もうちょっと頑張ります。お市ちゃんは山城屋さんの娘で真條さん達丁稚さんの中にいる梅吉さんっていう丁稚さんが好きな女の子の役で…色々あるんですけど。

専科さん(英真さん、みつる兄貴)について

(真條):下級生とか雪組の方達がやってる芝居を長椅子から、うん、うんって見守ってくださってるあの温かさがなんとも言えないですよね。

(愛):お稽古中もですけど、お稽古の休憩時間とかも役そのものの優しいお2人です。

(香綾):みちるも最初幼少の時に和助さんと絡むというか…

(彩):助けて頂いて。ワってなった時に間に入って助けてくださるんですけど、その時に目が合うんですけど、すごいドキっとします。

(香綾):そうね。でもあそこでだんさんが助けてくれるから、物語が進んでいくわけであってね。

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好きなシーン

(彩):2幕の頭に梅吉と絡むシーンがあって。オブラートに包んだ告白みたいな場面があるんですけど、あそこが好きです。

(香綾):お市ちゃんのキャラが出てくるよね、あそこね。可愛いなと思って。

(彩):好き!とは言わず…

(香綾):あそこも2幕の頭の大ナンバーの中で繰り広げられてるから、色々出てるじゃんあれとか(モンスター的な手つき)そこを見つつ、でも芝居の方も見つつっていうのを皆様には見て頂きたいところなんですけども。

(真條):私は私と久城さんと月城さんと愛さんで、月城さんに丁稚はこうだよっていうのを教えるナンバーがあるんですけど、あそこが一番汗かくんですよね、はけた瞬間もう1kmくらい走ったんじゃないかっていうぐらい息切れしてて。でも華やかではないですけど、きっとお客様もフフフってなるような場面なので、お楽しみに。

(愛):私は1幕の曾根崎心中の人形浄瑠璃を私たちでやっている場面があるんですけども。あそこがほんとに泣けてきますよね。真ん中の方達の踊りが、振付がすごくて。私はあそこの場面が好きです。

(香綾):私もちょっと黒子として登場してるんですけどね、なんか難しいなと思う。ほんとは人形を操ってるじゃない。だけど人形じゃなくって人間だから、メインの方達も大変だし、周りもそれをちゃんと操ってますみたいに見せるのがポイントだなと思うんですけど。でもまだまだだなと思って。

それぞれの意気込みを語ってください

(愛):お稽古も少なくなってきてるんですが、もっともっと濃く、とりあえず温かく明るく情に溢れたお里さんを目指して、もっともっと詰めて。台本と向き合ってお稽古頑張りたいと思います。

(真條):私はこの物語の中でどういう役どころというか、自分がどういう風に生きていたらお客様にも全体を通して感動して頂けるかっていうのを、もうちょっと自分の中で整理して。あとは今までにない私を見て頂けるように頑張りたいと思います。

(彩):初・男の子の役をさせて頂くにあたって、娘役ですけどほんとに男の子に見えるようにもっと残りのお稽古頑張りたいですし、お市ちゃんもうって変わって可愛く演じられたらいいなと思いますので、頑張ります。


…見たいなあ、絶対良さそうだよなあ、間違いないよなあ…みちるちゃんお着物似合うなあ…がおり先輩イケメンだなあ。ああ、見たいなあ…

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