【トップスター突撃】（星）北翔海莉

（ピアノを弾きながら『運命の女神』英語ver.を歌っているみっちゃんに近づいていくみっきー&ゆあちゃん）

（しばらくしゃがんで聞いてる２人）

（天寿）：みっちゃんさーん

（北翔）：（振り返り）なーにーこれ？

（２人）：今日は突撃インタビューよろしくお願いします！

（北翔）：それは困る！今練習中なのに…いいよ、いいよ、松本伊代〜

星組トップスター北翔海莉に聞く　一問一答

①現在の星組を一言で表すと？

絵の具のパレット。

②星組トップスターとして初めての宝塚大劇場公演で一番のエピソードを！

千秋楽のご挨拶で初日と言いました。すいませんでした。

③星組トップスターとして心がけていることは？

この立場だからということではなく、組子の最下級生にいたるまで声をかけてコミュニケーションとろうと心がけています。

④相手役　妃海風へ一言

いつも太陽みたいに元気をくれてありがとうございます。

⑤星組の組子に一言

一緒に公演をしてみて、多分だんだん私の欠点とか弱い部分とか色々分かってきたんじゃないかと思うので、こんな私ですがどうぞよろしくお願いいたします。

⑥星組の夢は？

そうですね、もっとポップコーンみたいに１個１個が弾けて、こんなボリュームになりたいなって思います。

⑦東京宝塚劇場公演『ガイズ&ドールズ』への意気込みを！

新生星組の東京公演、初めてのお披露目公演になりますんで、今の星組１人１人が、こんな役者がいるんだよっていうのを顔見せできる公演になっていけたらいいなと思いますし、そして大劇場公演を終えて役者１人１人がまた更にステップアップできる公演になれればいいなと思っていますので、皆さんお楽しみにしてください。

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質問への回答を振り返り…

星組を一言で表すと絵の具のパレット

（北翔）：なんか色とりどりって言えばいいのかな、色んなカラーを持った子が多いなっていうのが第一印象なんですけど。その中でこの色とこの色が合わさった時にまた違うカラーのものができあがったり、その配合によってカラーが変わっていくのが本当に面白い組だなと思いました。

（天寿）：嬉しいですね。一色にとどまらないで色んな色にみんなで変われる…

（北翔）：特に今回の『ガイズ&ドールズ』はオープニングからキャラクターの濃い役者がどんどん顔見せしていく振りがついているので、そういうところからもきてるのかな？なんて思うんですけども。個性的。

トップスターとして心がけていること

（天寿）：組子の１人１人に…確かに毎日声をかけてくださる！

（北翔）：え？みっきーに？

（天寿）：私にもなんですけど、下級生のどんな最下の子にもほんとに気さくに。ちょっとすれ違っただけでも、『おはよう』から更に話を発展させていってくださる姿をよく拝見してて、ほんとにこっちがみっちゃんさんだから一瞬ハって思っても、それを壁をね、バーンってぶち破って来てくださるのがすごく嬉しくって。

（北翔）：そうですね、やっぱりみんなの体調だとか今日のコンディションはどうなのかなっていう探りもいれるんですけど（笑）。やっぱりちょっとでもいつもと違うなって思ったら、必ず声をかけるようにしてますし。あとは、おとめに載っていることとかあるじゃないですか、趣味とか特技とか。この子はこういう引き出しを持ってるのかとか、そういうのも色々話も聞きたいし、コミュニケーションも取りたいから…

（天寿）：え、おとめ熟読されてるんですか…？

（北翔）：結構…そんなにチョコレートばっかり食べてるの？とか。ほんとに簡単な会話だけど、色んな子と話したり、いつも袖から見てたりすると、あそこの場面のこの振りすごく良いねっていう話したり。そういう意味で下級生といっぱい話した方がなんか楽しいよね。

（天寿）：…ちょっとじゃあ…おとめ今年しっかり書きますね。

（北翔）：熟読するから！

星組の夢…

（北翔）：なんかまだまだ皮から脱出してない下級生もいると思うので、そういう意味では自分からボンとエネルギーを発して、一気に開花してみんなのそれぞれの形のポップコーンみたいに舞台の上で弾けて大暴れしてほしいと思うし、でまた、それが１つにまとまった時にすごいボリュームのエネルギーが出るんじゃないかと思うので。そういう夢です。

（天寿）：みっちゃんさんと一緒にやらせて頂いてると、ほんとに何やってもいいからって必ずおっしゃってくださるんですよ。決まり事いいから感じたようにやってって。それってやっぱり弾けられる良いスタートを切ってくださるんで、ありがたいなと思います。

（妃白）：歌も芝居も踊りも、心を大事にっていうのを背中でも見せてくださって、心でも伝えてくださって見せてくださったり…

（北翔）：やっぱり、がんじがらめで舞台に立ってもしょうがないから…やっぱり開放的なそれぞれ、開放的になったら良いと思うし、それが歌であっても踊りであっても、開放することが一番最高のパフォーマンスを見せられる環境なんじゃないかと思うのでね。

（メモる仕草をするみっきー）

今大劇場公演を終えて感じていること、今までと違うこと

（北翔）：舞台に対する姿勢とか物の考え方はあんまり変わってないんですけども、出演者、お客様＋スタッフさん。この作品に携わる全ての人が幸せになれるようにと思って、いつも奈落から上がる時に。それをいつも思ってやってますね。

（天寿）：今回初めてご一緒させて頂いて。大劇場を。みんなが本当にみんなが幸せになってほしいなって。でも多分それみっちゃんさんの影響なんだなって思います、私。

（北翔）：でもやっぱり私たちの仕事ってメッセンジャーだから、お客さんに対する。その肉体を使ってとか、言葉を使って、歌を通してとか、何かを伝える仕事だから。そういう意味ではそういう根本的なものがなければ、こういう夢の世界とか魔法をかけたような舞台って作れないと思う。そういう気持ちはもっともっと大事にしたいなって思います。

（天寿）：学ばせて頂きます。

（北翔）：心のメモにね…

（天寿）：もう…全部刻む。

星組。どんな風にしていきたいでしょうか？

（北翔）：私の性格的に『私についてこい！』っていう多分トップのカラーではないんですね、多分。みんなと同じラインに立ちたいし、同じ目線で見ていきたいし。もっと同志になりたいと思うし、星組の仲間が。またお互いがお互いの引き出しをちゃんと引き出してあげられるようなやっぱり役者同士でいたいなと思う。それぞれの原石が『金剛石も磨かずば…』って言うじゃないですか。そういう風に１人１人がもっと磨きをかけていく星たちになっていけばいいなって思います。

メッセージ

（北翔）：今星組はですね、本当に本当に色んな色の個性を持った役者が揃っております。是非観に来て頂いて、星組７７名。今回は『ガイズ&ドールズ』には私の自慢の同期の美城れんさんも出ていますので、７８名の舞台の隅から隅までずずずいーっとですね、しっかりと見て頂けたら嬉しいなと思っております。今後とも新生星組をどうぞよろしくお願いいたします。

…松本伊代って！！！！世代世代！！！！みっきーじゃないですけど、心のメモに刻みたいお言葉の数々…１作品毎にどんどん組力が上がりそうな予感満載です。