①海外公演:1998年 香港公演『夢幻宝寿頌』『This is TAKARAZUKA!』
最下級生で香港公演に参加させて頂けたことがもう、とても私にとりまして宝塚人生のまず1つの分岐点といいますか、今後の宝塚人生にとっても大きく関わってくる大事件でした。しかも、この香港公演は後日なんとそのメンバーが新しく作られる宙組という組のメンバーですって決定したんですけれども、本当にもう訳も分からず、しかも最下級生ということもありまして、その当時はひたすら嬉しさとせっかく組配属で花組でこれから頑張るぞと思っていた時期だったので、何がなんだか訳も分からず、花組の上級生の顔を見ては泣き、香港公演のメンバーと集まっては『よし、これから頑張ろうね』っていう泣いたり笑ったりという本当にめまぐるしい時間だったんですけども、今振り返ってみますと、やはり宝塚歌劇団の一員としてこの日本を飛び出しアジアの舞台で、代表して舞台に立てたということはもちろんその当時も宝塚を代表して頑張らなければいけないなという自覚はあったんですけども、本当に振り返るとより一層、とても良い経験をさせて頂けたし、海外公演に行かせて頂けたっていうことがとっても自分の芸能人生の大きいバックボーンの1つになれたんじゃないかなって思っております。
②2014年 宝塚歌劇100周年夢の祭典『時を奏でるスミレの花たち』
昨年100周年を宝塚歌劇団は迎えました。そして4月に祭典がございました。その時になんと宙組生から選抜メンバーでコーラスメンバーに選んで頂きまして猛練習しまして、いざ本番を迎えたんですけども、やはり私たちの想像以上に皆様のオーラに圧倒され、歌ってない場面もあったんですけど、歌ってない場面の時は後ろのコーラスブースのところに座って、隙間からもうまるで出演者ではない1人の観客としてですね、こうやってスターさんのお歌を生で聞かせて頂けるっていう本当に幸せな時間を過ごさせていただいたので、終わって見るとコーラスをした記憶が全くなくて、もはや皆様のオーラに圧倒され、宝塚100年の歴史って本当に皆様方の素晴らしい功績、素晴らしいオーラ、素晴らしい技術もう全てを皆様が受け継いできてくださったからこそ、今の宝塚があるんだなっていうのを実感させて頂けた3日間でした。私はもうこの舞台を経験させて頂いて、より一層未来の宝塚をちゃんと自分たちが責任を持って進んでいかなければいけないんだなってことをとてもとても感じた大切な3日間となりました。
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③2015年 バウ公演『New Wave!−宙−』
これからなるであろうという未来形のターニングポイントなんですけども、4/2から始まります宙組バウホール公演『New Wave!宙』でございます。澄輝を中心とした若手メンバーのフレッシュなショーなんですけども、そこに私もフレッシュに参加させて頂いております。色々と新たな挑戦、自分の中でたくさん色んな挑戦をさせて頂けますので、本当に終わりがないといいますか、『ハっ!またこんな新たな挑戦をさせて頂けるんだ』というのが次から次へと出てきます。それは私だけではなくって下級生みんなそうなんですけども。みんなの中では出演者の中では1番私が上級生なんですけども、この私ですら本当にまだまだまだまだやることがたくさんあるし、まだまだこんなに可能性が自分の中で見つけられることがたくさんあるんだっていうのを今回のショーで沢山今見つけている最中ですので、またこれを機に新たな世界へ広がっていけるんじゃないかな、飛び立っていけるんじゃないかなと期待もありつつ、わくわくした気持ちで毎日お稽古をしています。そして皆様に新たなフレッシュな宙組の魅力を存分にお届けできるのではないかなと思っておりますので、どうぞご期待ください。
・・・宙組創設時のお話から始まるとは!当時を知る貴重なジェンヌさんですね!最後には未来形として『New Wave!』をPR。組の枠を越えて宝塚全体を支える方だなとその器の大きさに感動しました。